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糠の正体は一体何か |
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なんどか試作を繰り返し糠の扱いにもだいぶ慣れてきた頃、
私は、何か大事な事を忘れているような気がしてきたのです。
これまでにも、食品関係の書籍や各文献、資料から手当たり次第に糠の数少ない情報をかきあつめ,、糠の栄養素であるとか、含有物質であるとか、
その利用法であるとかを調べてきました。 |
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だけど、それらすべてが 私の聞いた事もない成分名や薬品名をならべたてていたけれどいずれにおいても“糠”と言う一言で扱っている事に気がついたのです。
早速、ガラスのコップをビーカー代わりに使って少量の糠を水でといてかき混ぜ放置してみたのです。
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するとどうでしょう。
ぬかはみごとに2,3種類の浮遊物と白濁色の水と三種類の物質からなる
沈殿部とに分かれたのです。 |
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後にわかった結論からいえば、
2,3種類の浮遊物とはもみの穂先と裸皮と不純物。 白濁色の水は糊紛層の不溶液。3種類の沈殿物質は種皮、胚芽、コゴメであったわけです。
つまり、糠の持つ多くの性質は“糠”が持つ物に見えて、実はそれぞれの性質は、各部位がそれぞれ固有に持つ性質の集合体であったのです。
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